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最近の二輪車取締りの現場

どうなっているの!最近の二輪車の駐禁取締り①(取り締りの現場)
耳を疑った。おそば屋さんが出前のために建物のなかに入っている間に出前バイクが駐車違反の取締りを受けたというのだ。また、置き薬の配達の人がお客さんに領収書を渡すのを忘れたので戻って建物に入ってバイクのところに戻ったら駐車違反の取締りを受けていた。この間、3分ほどだ。こういうのもある。外国人の知人がバイクに乗車中、どうしてもトイレに行きたくなり、コンビニの前にバイクを停めてコンビニのトイレを借用した。バイクのところに戻ったら駐車違反の取締りをしている。この間5分。取締りをした緑の制服を着た人に「私は、トイレをがまんすることが出来なかった」と釈明したが「ダメだ、ダメだ」の一点ばり。「では、どうしたらよかったのか」と質問したら「わからない」とのこと。
なにかおかしくないだろうか。平成18年6月に駐禁の取り締まりが強化されて以来こんな話が都心部のあちこちで聞かれる。確かに違法駐車が原因の交通渋滞は解消され一定の成果はあったと思う。が、これはおもに4輪車のことであってしかるべきところに駐車するのは当然だと思う。しかし二輪車の場合、受け入れのできる駐車場がほとんど無い。これは二輪車に対する駐車場法という法律が40年間も定められてこなかったことがひとつの原因でもある。 受け入れ施設(駐車場)が無いのに取締りのみ強化された。
受け入れ施設がないのだから当然街中のバイクはみな餌食になる。都心部においては一人で複数回取締りを受けることも珍しくない。あまりの無差別取り締まりにねをあげバイクを手放す人も続出している。次の数字には驚かされる。平成18年6月に取り締まりが強化されてから1年間の間に全国で取り締まりを受けた二輪車の数は約40万件、そのうち約20万件が東京で取り締まられている。しかも取り締まり強化を受けているのは今のところ都心部に限られているので、ほぼ都心部だけで全国の5割の取締りを受けたことになる。省スペース、省エネの優等生であるバイクを都心部から追い出してどうしようというのか、行く先の見えない政策である。
つづく

 

どうなっているの!最近の二輪車の駐禁取締り②(行政に訴える)
このままではバイクは絶滅か、絶滅しないまでも社会のメンバーとは認められない存在に成り果ててしまう。
そもそもバイクとは経済面からも環境面からも大変に優れた特性を持っている。ガソリン1リットルで30㎞から50㎞も走行でき、原付バイクでも1回のガソリン満タンで150㎞以上、走行できる。駐車スペースも非常に小さくてすみ一人から二人の人間が占有する面積としても適切だ。また排出ガスも少なく環境面も配慮できる。自転車よりも遠くまで行けて4輪自動車よりも省エネ、省スペースである、十分に「エコロジー」な乗り物だ。このような「エコの優等生」を東京から追い出してはならない。
先日、東京都自動車会議所の自動車政策懇談会に東京オートバイ協同組合のオブザーバーとして出席し、要望事項として「二輪のための駐車場の整備促進」を提出させていただいた。受け入れ施設が圧倒的に不足しているにもかかわらず無差別に取り締まりが行われている現状を知っていただき、バイクユーザーは取締りに怯え都心部を中心にバイクの3使用頻度も減り、バイクを手放す例もあるなど深刻な状況も訴えた。ご列席いただいた東京都の方や都議会議員の方々には大変関心をもって聞いていただいた。

 

どうなっているの!最近の二輪車の駐禁取締り③(小池百合子議員に訴える)
3月に入り気温も上がり一気に春めいてきた。例年、この季節になると街中を気持ちよさそうに走るバイクをたくさん見かけるようになるのだが、今年の新宿、渋谷周辺はずいぶんバイクが減ったように思う。都心部の二輪車駐車禁止の取締りのせいだろうか。この4月には比較的、ゆるかった地区にも取締りの対象は広がる。行政には二輪車用の駐車場の拡充など素早い対応が望まれる。  
日本のバイク産業は技術、シェア共に世界的に見てもナンバーワンである。しかし残念なことに国内需要の方は先細る一方だ。もはやどこのメーカー系列だのどこの陣営だのいっている場合ではない。バイクに関わるすべての企業、販売店は今、業界をあげて環境づくりに取り組まなければ世界に誇るわが国の産業が衰退してしまうことになる。  
しかし明るい話題もある。先日、東京都の建設局の方と意見交換会をした。国の法律が一部改正されたことを受けて東京都も条例の一部を改正、道路上における駐輪施設を設置できる見込みが出てきたのだ。この駐輪施設に関しては現在、青少年治安対策本部というセクションが主導で自動二輪駐車整備対策委員会というものをつくって事業モデルを検討している。まもなく最終報告が発表されるかもしれない。  
また、3月29日には東京ビックサイトで開催されたモーターサイクルショーでは オートバイ協同組合として、元防衛相 小池 百合子 衆議院議員をお招きし「ユーザーの声を聞く」と題して公開質問を行った。自らもライダーである小池議員は世界に誇る日本のバイク産業が日本から消えてゆくことを大変危惧していると言っておられた。国政からもぜひ、力を貸していただくようにお願いをしたい。